【アート】「心の中で色は無限につくれる」光失い、心で描く”10歳の時の光景”を壁画に/神戸
病気のため10歳で視覚を失い、現在、神戸山手大学(神戸市中央区諏訪山町)の人文学部に学ぶ白井翔さん(22)が、過去に見た色の記憶をたどり、高さ2メートル半、幅10メートルもある壁画を、京都在住のアーティスト、アマカワユイさんと共同制作した。
17、18日の大学祭で展示する。
顔や手を使い絵の具を塗る。
石こうと絵の具を交互に使うことで、塗った位置と使った色を記憶。
「見えない絵」を二カ月以上かけ仕上げた。
北海道生まれの白井さんは、視力が三歳から突然落ち始めた。
光を過剰に感じ、色や形が徐々に見えなくなる網膜の病気のためだった。
大阪に転居後、幼稚園の途中で盲学校に移り、十歳で視力を完全に失った。
中学部の美術教員の影響で、粘土を使う工作を始めた。
課題を縛らない教員に「薄暗いかごの中にいるような気分から、目が見えていたころの世界に戻ったような自由を感じた」という。
高等部時代、色の付いたテープを画材に絵を描く視覚障害者に出会い、「色」へのあこがれに火が付いた。
作品を自分で見られない歯がゆさはあるが、キャンバスに向かうと、一人で走り回っていた世界に戻ることができる。
今回の作品は、京都で開かれたイベント向けにアマカワさんと描いた。
過去約五十点の作品中、最大。
ドビュッシーの曲の印象がテーマで、曲を聴いてよみがえった北海道のラベンダー畑の記憶や、幼いころ見たナウマンゾウの角を、キャンバスに散りばめた。
「心の中で色は無限につくれる」という白井さん。
「曲のイメージをうまく表現できたのではないか」と話している。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000742070.shtml色があふれる巨大な壁画。
白井さんは「音楽が過去の記憶のふたを開けた」と話�
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/Images/00742071.jpg







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